たちばな し

休職と復職にかかる記録残しです。ビジネス論も少しあるよ。

メモランダム10

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 速攻で上司の信頼残高は目減りしてったわけですが、それでもゼロにはなってませんでした。まあ初めの期待値が高すぎたというね…失敗です。期待すればちょっとした目論見外れでも「裏切られた」「騙された」って気分になります。人を見たら悪魔と思いましょう。とくに上司と部下の関係だと上司が無茶を言わねばならない時もあるでしょう。無防備に全幅の信頼をしないことです。

 んでまあ新しい上長は「議論しても無駄な人」という認識が固定しました。「そういう人にぜひ行ってほしいなあ」だと「行きたくないなら行け」つう嫌がらせにしか聞こえないんですよね。その頃の精神状態なんて1巡目から純チャン三色テンパイみたいな状態だから主観的には仕方ないんですけど。もちろん上長もそんなことには気づいてないわけです。お互い様ですね。だから「Seek first to understand」が大事なんですね。
 ところで、「ぜひあなたに行ってほしかったのに」だったら「え、なんで他の人じゃなくてわしなの」という驚きがあったかもしれません。はじめから行ってほしいと思う理由がしっかり存在したことになります。「これこれこういう理由でぜひほかでもないあなたに行ってほしいんだ」と言われたら、さてどうだったでしょう。これね、結構すんなり受け入れたかもしれないなと今は思うのですよ。他者と区別した上で吟味して選んでいるなら期待に応えたいなと。現実にはさきに書いたとおりなのでクソふざけんなという思いしかなかったんですけど。

 んでまあ、しばらくしてから職階が上がりました。前上司がやめた頃には辞めてやると思ってたわけで、新しい管理職が来て部署の体制が立て直されるまでの人助け程度のつもりで残ったということと、Fさん亡命もあって、部署への忠誠心やら仲間意識やらそういうのはその頃皆無でしたね。もともと派遣上がりという経歴で自分は外様という意識があったことは当時も認識していますし、今でも拭えません。自分を客観視すれば「私が注目されてないのはおかしいし軽視されている」と無意識に感じているのかもしれません。まあそれもそうで、他人なんてそんなもんだと思わない私の認識が歪んでいると思わなければならないのでしょう。
 で、職階が変われば名刺も変えるし、メールの署名も変えるのが普通なわけじゃないですか。私は放っておきましたね。上記の通り「チームにゃloyaltyもcomraderyもねえし俺の職階など誰にとってもどうでもいい」という意識があったからです。
メモランダム4で書きましたが「お前らなど知らぬ」と抜け駆けされたと思ってるので被害者意識で凝り固まっているわけです。
 それからしばらくしてAが「認めて昇進させてもらってるんだし、署名を直さないのは上長に失礼では」って言ってきたんですね。このときほど手近なとこにおあつらえ向きなサイズの鉄パイプがあればよかったと思ったことはありません。今思うとなくてよかったと思うわけですが。ホームラン1本で人生アウトですよ。それは割に合わない。問題はいまは豊富にそういう鉄パイプが手に入る環境だということです。これは大問題です。

 業務上頻繁にやり取りのある他部署のMさんには「モツ煮」って連呼してた覚えがあります。「煮え湯を飲まされる」「腸が煮えくり返る」って表現あるじゃないですか。煮え湯で腸が煮えくり返ったらモツ煮になるよねって思って使ってたんですが、今思えば「白モツ」の方が正しくないかということに気づきました。(そこじゃない)
 怒りに燃えたぎっている状態を「モツ煮」っていう表現が若者の間ではやったという記事を2016年頃に何処かで読んだ覚えがあって、「俺が先駆者!俺が先駆者!」と思いながら読んだ覚えがるのですが、ひょっとしたら妄想かもしれません。ちなみに、会社のPCの壁紙は、知る人も少なくなったATI Rage Fury MAXX (参考 http://ascii.jp/elem/000/000/680/680763/)にしてました。(RageもFuryも「怒り」を表す英単語ですね。とうぜん誰もこんな隠れたメッセージなどには気づきませんでしたが。)

 で、一方のボンクラSVですが、どうだったかなあ。正直見たくもねえどころか声聞くだけで精神に破綻をきたしそうになる奴だったのでほぼ覚えてないんですが、業務管理の都合上向こうのやってることの一部は見えてしまってて、newbieがやるような羽毛より軽い仕事ばかりやって、件数を稼いでたのは克明に覚えています。SFDCでのKPI測定上、面倒くさい仕事もハンガリー産五つ星ダウンを鼻息で移動させるような仕事も「1」としてカウントされてしまうのは早いうちからどうにかしてもらえないものかと思っておりましたが未だに改善されていません。中性子星1個を動かそうがハンガリ(略)1個を動かそうが「1個は1個」でカウントされており、KPIによる業務管理はこういう中途半端さを残すとろくなことがないと思っております。頼むから係数掛けてくれ。
 実は、このボンクラSVについてはつい最近は調査も進みまして、特定の女性からの仕事の依頼と、やはりハンガリー産五つ星ダウンより軽い仕事ばっかり選んでやっている傾向があることをチーム内の別の人が見つけておりました。ロングタームで見てこのボンクラ呼び戻したの悪魔召喚でしかなかったと断定します。自閉症スペクトラムとかだったら絶対そんな呼び方はしませんが、本人が認めないから。