たちばな し

休職と復職にかかる記録残しです。ビジネス論も少しあるよ。

メモランダム23

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 さて、休職の延長が決まりまして、するとコーヒー代も節約しないとならんと思ってきたのでノマドプー太郎はやめて図書館通いをはじめることになります。家を出る時刻は遅くなりはしますが、いつ復職できるかわからないわけだし、そんなに気を急いても仕方がありません。とりあえず外出が億劫になってうつが悪化しないようにあ、うつという診断書は出てないです。出てないです。産業医面談の際に「精神運動抑制 遷延化」と書かれた紙を渡されて、これを主治医に見せなさいと言われはしましたが、うつという診断名は受けたことがありません。
 で、図書館なんですけど、基本月曜休みなんですよ。で、他に週1の通院でしょ、すると、実質週3でしか通勤の真似事ができないわけです。4回やってりゃ週7の過半数ですけど、3回だと過半数割れです。あと、月曜って一番会社行きたくない日じゃないですか。だから月曜は外出することにしてました。ほら、こんなにポジティブ。うつな訳がない。(そうなのだろうか)
 月曜も開館してる図書館って意外と多くあって、運良く通勤経路からいけるところにあって、自宅近辺にもあったんです。自宅近辺だと電車に乗らなくなっちゃうのでそれは乗っておいたほうが、いざ通勤再開するときに電車がダメという理由で座敷牢に引き戻されるのは嫌なので電車は乗るようにしました。
 ただ図書館の開館待ち1時間とかは御免蒙りたいので家を出る時刻は遅くしました。まずは外出と滞在。これが目的ですから。

 経済学の本をまず読みました。まずは経済学史が知りたかった。それでわかったのがジョン・ロック国富論近代経済学の起源だったのねと。きっと中学か高校で習ってるはずなんですけど、やっぱ忘れるものだわ。そして経済学って経済の分析よりを通じてそのとおり富国の方法のためのものだったのねと。でも国富論は読んでません。
 あとはマキャベリ君主論も、これは全部読んだし買いました。事実上ビジネス書として分類ができる古典の名著として理解してます。これは読んでおきたかった。理由はそりゃあ復職後の行動の指針とするためです。なにしろ立派さや信義を優先して自分の体という国体を損なったわけですから、誤った方策は正さねばなりません。相手が誰であろうとも。
 ちなみにちょっと古いビジネス書ですが「事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか? (原題 Hard Facts, Dangerous Half-Truths, and Total Nonsense: Profiting from Evidence-based Management)」はおすすめできます。Amazon見たら中古でも送料込みで2000円くらいしますが、これは蔵書にしてもいいでしょう。原題を意訳すると「厳しい現実、つまり危険な生半可な理解が全面的なたわけになる: 利益となるべき事実に基づいた経営」ってことで多少訳しにくいのですが、「生兵法は怪我の元」って話です。他所の航空会社がうまく行ってるから上辺だけ真似して大失敗した航空会社の話とかそういうのが出てきます。俺みたいに意識高い系の人に圧力かけられてうんざりしている人向け。行動心理学、行動経済学とかと組み合わせて考えられる人には2000円の価値は十分あるかなと思います。

 さて、しばらくは言われるがまま通院して投薬を受け、定期も切れたもんだから徒歩圏の図書館を根城にし始めたタイミングで主治医から「産業医の所見が聞きたい」と言われます。

 これも時を遡るのですが、休んで3ヶ月ごろに勤務可能の診断書をもらったときは「時短勤務とかまあ会社と相談しながらうまくやっていこうよ」って感じで主治医に言われて産業医からは「おととい来な」と言われ相当意気消沈したわけですが、その折に「あ、うちの会社の復職基準、時短とかなしフルタイム稼働できなきゃ戻さないから」と通知されました。

 初めて聞いたしもっと早く言えよ主治医そんなこと知らねえよ。つか産業医に主治医の連絡先教えてんのに連携も何もないわけ?

 世の中は私が思うほどきちんとコミュニケーション取ってないみたい。あえて言おう。ねえわ。