たちばな し

休職と復職にかかる記録残しです。ビジネス論も少しあるよ。

モメランダム4

 部署の人員と役割は前回書いた。が、これと前後して人員の増強があった。私の業務以外のところだけ。ここらへんから思い出したくないことばかりが目白押しなので私の記憶も相当いい加減になってくる。本当にはっきりしないし多少頭が重い感じもするが頑張って思い出していこう。
 あと、いつの間にか自販機で売れない馬券を販売する窓口チームもできていた。これにはSVの方でないリーダー格、仮にAさんとしよう、まあ本名イニシャルでもAなんだけどさ、あ、言わなきゃよかった。まあいいか。阿佐ヶ谷でも赤羽でも赤坂でも好きなものをご想像いただければいいや。彼(以下、特に性差が重要でなければタイプ数が少なく楽なので「彼」で統一することを女性の皆さんにはお許し願いたい)が就いた。

 そして我ら2人には新しく! PAT販売の直接サポートの業務が加わった。前回「間接的に」とは書いたが、これは社内の別の担当者から「お客様からこうきかれたんだけどさあ」に対して「それはうんぬんかんぬんですから、そういうことでご説明を願います」とやってたわけなのだが、これが直接お客様への説明をすることが必要になった。うちらの部署バックオフィス(直に外部のお客様とのやり取りを行わない業務およびその部署をこう呼ぶ)なんですけど。そしてAさんが兼務でこっちに加わることになった。あんま記憶に無いけど。

 いや違うな、私は内部サポート専門になったんだった。「もう1人(彼もAさんなのだがややこしいのでAKさんとしよう。ソ連っぽいから。)」がAとともに外部サポート役となったんだった(もうここらへん記憶が曖昧です。ほんとすみません。)。で、この外部サポート、ちょっと変わってて、受付は別にいるんですけども、受け付けておいてこちらに業務丸投げ、回答を認めて受付に返答して受付はそれを丸投げで返すという「受付いるの?」的な流れとなっておりました。本当にコピペで返せる文書でメールの回答をくれということになっていました。皆さんご想像かもしれませんがこのガキの使い2匹はその後放逐となります。私は何度か「社としての回答になるんですがどういうスタンスが望ましいんですか」と尋ねても「そっちが決めていいよ」ということで心底「要らない」人たちでした。だから納得の放逐なんだけど。

 さて、私が1人でやることになった内部サポートなんですけど、社内資料の探し方も割りと慣れて、システムトラブルも問い合わせ先とのやりかたも0-100の100段階で-2√3iくらいは覚えて(もはや実数上にない)、問題は「なんでお前依頼解決にこんなに時間かかってんの?」と上司から詰められることくらいでした。問い合わせ先がインドしかなく、時差が3時間半、依頼は昼に出しても返ってくるのが早くて翌日というなかで、6時間での回答完了を求められていました。あのね、カナリア諸島で水揚げしたマグロがどうやったら生きたまま築地に2時間で届くかな。ここらへん戦略と戦術はそれなりでもゴム鉄砲装備で兵站はチューインガム1個が5年後に届くというような状況なので兵士が死ぬというのと同じようにKPIの設定は正しくても測定方法がメチャクチャなゆえに俺が死ぬという状態でした。正直言ってなんでこれで詰められにゃならんのだと思ってばかりいました。

 これと前後して(ここらへんも時空列の記憶が曖昧)、Aさんはお絵かきと特殊窓口業務につきっきりになり、AKさんと私とで社内外のサポートに一括してあたるという無茶な状態になりました。
 この頃、上司から「この資格取ってねん。そしたら昇進させてあげるのねん」というMBO的指示があり、SVとAは業務委託&派遣に仕事全振りして業務時間中に学習に専念してさっさと資格を取得して昇任していきました。2人でサポートつきっきりで定時退勤なんて夢のドリームだったAKさんと私はろくな勉強時間も取れないことなどボンクラ2人には知る由もなかったわけがねえわけはないのですが、今思えばボンクラだからわからなくても仕方ありませんね。もはや2人に対してはチームメイトという意識は持ちえませんでした。(なおAKさんに至っては資格取得しないまま舞台を去ることになります。)

 1桁の足し算だけ教えて行列と微積の世界にぶち込み問題を解かせるSVと1人でこなせる量の業務を3人で受け持つボンクラA、そしてSFDCでのメチャクチャな測定によるKPIを突っつかれる上司、条件は揃いました。上司は発狂します。

 

そして私は怒ると文書がだ・である調からですます調になることに気づいたところで回を分けるよ。