たちばな し

休職と復職にかかる記録残しです。ビジネス論も少しあるよ。

メモランダム24

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 復職不可判定を受けて2ヶ月後くらいに「産業医はどう言ってるの?」という主治医の問いかけで事態が動きます。そりゃそうですよね。主治医が「もう働けるよ」って言ってるのに産業医は「だめー」って言っている。復職許可の権限は主治医になく産業医にある。主治医は患者の治療、つまり「出来る限り元の生活に戻す」のが目的(だろう)。すると「じゃあこの患者、元の生活に戻せんの戻せないの?」って疑問は浮かぶはずで、その答えは産業医しか持ってない。やっぱ産業医と主治医とで連携とかないのか…と失望。
 失望してても先には進まないので「主治医が産業医の所見聞きたいって言ってます。でも産業医との再面談って復職可能の診断書がないと設けないことになってますよね。つまり復職可能の診断書書いて貰う必要ある?」と人事に照会して「診断書もらえ」と回答されました。

 ちなみに、この前に復職可の診断書もらったときは復職可の診断書貰って判定受けて不可と言われて要加療の診断書発行受けて休職続行という「まあ言い分は言われなくても理解できないこともないけど俺治ったの治ってねえのどっちなのこれアホじゃね? なんで1月に2回診断書要るんだよ」って思ってました。どうでもいいけど読点少ないな。まあそのくらい一息でまくし立てたいくらい馬鹿馬鹿しいと思ってたことは確かです。

 つうわけで産業医の所見を聞くためだけに復職可の診断書という鍵をもらいました。もちろん前回は知らなかった定時就業可(つまり時短制限とかなし)の診断書を数千円払って。誰のせいでこの金かかってんだよ。そして所見を聞きに再度産業医面談です。また前回と同じ問診票書かされて…あれ?これ前回とちがくね? 前のやつもっと回答しづらかったぞと思いながら問診票書いて再面談です。

 なんかあっさり復職OKになりました。

 ひたすらカネと労力をつぎ込まされる側としてはたしかに馬鹿馬鹿しい流れなのですが、主治医も産業医も弁護すると、検察と弁護人みたいなもんです。あまり適当な比喩じゃないけど。「休ませとけ」「いや働けんだろ」っていうスタート地点から対立する両者の意見が対立するのはある意味宿命です。つかなんで病人の俺が両者の立場慮ってんだよ。意味わからんわ。こんなんだから気を病むんだよ。

 このとき産業医から言われたのは「退屈する」ということの効用だったかな、とにかく「退屈」がキーワードでした。退屈ってのは何かやろうって気力の前触れらしく、退屈もたまには必要なようです。そりゃあそうだよな。腹減ってもないのに食ってばかりいたら太るもんな、空腹も必要だよな。なんか理屈ではには納得してないのですが感覚的には確かに退屈を多少自覚し始めてましたし、感覚ではわかりました。

 まあそういうわけで半年の失踪を経て復職するのですが、この間に大きな変革が我が社にありました。(大げさ)

 1つは、大嫌いなAが部署からいなくなったよん!
 2つは、席替えがあったから大嫌いなWから離れられるよん!

 なんで、なんで半年前に、半年前にこれがあれば俺休まなくてよかったんじゃねえの。こんな惨めな思いしなくてよかったんじゃねえの。なんで何もかも遅れてくるんだよ!

 そう悲嘆に暮れることはありません。私が時代の最先端を行っているのです。無理もありません。(わけの分からないポジティブ思考)

 次話で復職します。