たちばな し

休職と復職にかかる記録残しです。ビジネス論も少しあるよ。

メモランダムII

II

 ちょっと時期を戻しますが、SASの治療が始まっても精神科通いが終わったわけではありません。毎週の通院を主治医から支持されました。サボると傷病手当金出ないそうですし、1回薬代も入れて2000円ほどの通院サボって10万以上のカネをふいにするわけにもいきません。毎月8千円か1万円で20万ドブに捨てる覚悟があなたにできますか? 私は悩みます。とはいえ、そこまで深いことは考えずに呼ばれていく、呼ばれていく、呼ばれていく、ということで週次の行事として毎週行ってました。
 これと合わせて、復職してすぐに潰れない目的のためでしょうか、毎日の外出と外出先での軽い頭脳作業を求められました。はじめは3ヶ月で戻るつもりでしたから会社の近くまで行って喫茶店でコーヒー頼んで本読みながらお代りして正午くらいまで過ごして変えることを繰り返してました。週1回の通院は平日午前に設定されてましたので(特に変えてほしいと思わなかったのでずっとそれで過ごしました)、実質週4回ですが、前やってたのと同じように家を同じような時間に出て、
 ってやってたんですけど、普通に家を出て普通に会社周辺まで行くわけですよ。そりゃ9時前につきますわ。定期はあるので会社までは気軽にいけますけどそこまでしか行く気ないですよね。まさかその先まで行ってコーヒー代以上に余計なカネ使うわけもありません。

 すると開いてる店が限られる。

 図書館は9時すぎないと開かないし、そもそも会社から近い図書館というのが会社から徒歩15分という近いのか遠いのかという距離で、それでも夏の暑い中行ってみたんですけど、まずね、月曜日が休館って知らなかった。その日はしょうがなく徒歩運動つうことで1時間ほど歩き回って、帰りました。んでしばらくはまた会社近くの喫茶店でルーティーンをしてました。
 なぜ会社の近くまで行ってたのかというと、実際復帰した際に同じ時間に出て行き先を少し変えればいいだけだからです。店が開かない上に遠くまで行かない意思があるわけだからそれより遠くまでは行きませんしそれより早い時間にも行きません。そういうわけで行き先は会社周辺でした。まあ医師の指示なんですけど。
 まあそれでもコーヒー2杯、それもコンビニコーヒーじゃないから数百円はするわけですよ。病気療養中で今までかからなかった通院費もかかるようになった。でもまあ3ヶ月で復帰できれば給料出る期間内だしそれでいいやつうわけではじめの3ヶ月はノマドノンワーカーやってました。

 で、外出とともに指示されたのは脳を使う作業です。つっても端的に読書してました。医師もそれでいいというので。つっても、なんで3000円の酒とか平気で買えるのに3千円の本はあんなに高く感じるんでしょうね。きっと私が精神的に貧しいからですよ。毎週週刊東洋経済週刊ダイヤモンドは欠かさず買ってましたけど。両方で1400円位だから月6000円近くは雑誌代に費やしてんですよね。単行本2冊買える。でも連載と書評でそれだけの価値があるからペイしてると思ってて、それ以外の残りに面白いのがあれば儲けものって感覚で今も読んでます。昔の東洋経済位面白かったんですよ。勝間和代の「起きてることは全て正しい」って本が売れたあとで連載持ってて、一方東レ経済研究所所長の佐々木常夫、この人は奥さんがうつで子供が自閉症のなか仕事続けたって人なんですけども、同じ紙面で佐々木さんが「かみさんがうつで子供が自閉症で起きてることはすべて正しいとかふざけんな」みたいなこと書いててすごく愉快でした。
 とりあえず本を読むための本がないのでブックオフ行ってました。